最新脳科学が教えるパニック障害、うつの正体

健康法

みなさん、こんにちわ!フェニックスです。


今回は最新の脳科学から考える、パニック・うつが起こる仕組みを解説していきたいと思います。


パニック・うつを改善させる上で、脳のことを考えることは絶対に欠かせないです。


なぜなら、私たちが見聞きすること、感じること、考えること、すべては脳の活動だからです。


楽しいと感じることや悲しいと感じることも、パニック発作もすべては脳の働きによるもの。


うつやパニック発作改善を改善させたい私たちにとっては、脳の働きを考えることは欠かせません。


さて、私たちの脳はいったい何を行っているのでしょうか?


何かを考えるときや、勉強するときに働いているのではないか?と思われるかもしれません。しかし、私たちの脳が働くのはそのときだけではありません。


私たちが生きている中で、考えること、自律神経を調整すること、体を動かすことなどすべてをつかさどっているのが脳です。


脳が働いていないときはありません。そういった意味で脳の活動は私たちの人生すべてと言えるかもしれません。



さて、まずは私たちの脳の仕組みから簡単に説明したいと思います。


脳の主な役割は3つです。

①周囲から情報をインプットする。(情報のインプット)
目やにおい、体の感覚、内臓など周囲の環境から情報をインプットします。

②インプットした情報を解釈し、安全か危険なのか考える(情報の解釈)
インプットした情報がどのような意味をもっているのか。安全なのか、危険なのかを脳が解釈します

③インプットした情報が危険かを判断した結果として、何か体やメンタルに症状を起こす・行動を変える。(アウトプット)
インプットした情報を解釈した結果、脳が安全と判断した場合は、体のパフォーマンスを向上させます。危険だと判断した場合は、私たちの体を守るような反応を起こします。


脳の役割ってたったこの3つだけで、私たちの人生は、周囲から情報をインプットして、脳が解釈して、何か体に症状や行動を変えるような症状を起こす。この繰り返しなんですよね。


chatgptなどのAIもこの仕組みですね。私たちが、何か情報を入力して質問する。AIはその情報を解釈して答えを探す。そして何か答えを返す。脳は複雑なことをしているようで、意外と単純だったりします。


他の例でいうと、私たちの目の前にライオンが現れたとしましょう。(①)。それに対して、私たちの脳は、自分に身の危険が迫っていると判断して(②)、何か行動を変えるような反応を体に示します。交感神経を活性化させて心拍数をあげ、私たちの体にアラートを発するわけです(③)。これによって、私たちは、ライオンから逃げるという行動をとることができ、身の危険から逃れることができるようになります。


このように脳の仕組みは私たち狩猟採集を行っていた先祖が生き延びるために進化させてきた仕組みになります。


ここでパニック発作というのは、脳の仕組みの①~③の仕組みのどれにあたるでしょうか?それは、③のアウトプットにあたります。


つまり、パニック発作は、外の世界から情報を取り入れる→脳がその情報を解釈する。その結果として私たちの体におこる症状ということになります。


パニック発作は、ある意味でライオンに襲われたときに私たちの体におこるアラートのようなものと考えればわかりやすいのかなと思います。


さて、ではなぜこのようなパニック発作のような反応が体に起こるのでしょうか?


それは簡単にいうと、「情報のインプット」が不鮮明(不正確)な場合に起こります。


例えば、chatgptで考えるとわかりやすいですが、chatgptにちょっとあいまいな質問をすると自分の想定した答えと違う回答が返ってくることってありませんか?あいまいな質問では、AIは何を答えたらいいかわからない。逆に十分な情報を与えるとちゃんと想定した結果を返してくれますよね。


あまりchatgptを使ったことのない人向けに説明すると、例えば、車を運転しているとしましょう。突然豪雨が襲ってきました。


車のフロントミラーは何年も掃除していなく、前はよく見えない。


そういった状況で私たちはどうするでしょうか?車のスピードを落としまわりに注意しながら走行しますよね。そういった状況でパフォーマンスをだせることはないでしょう。


事故が起きないようにパフォーマンスを落として、慎重に運転を行います。


これと同じく、脳にとって不鮮明な情報というのは、脳が正確に情報を解釈できず、脳にとっては、「何がおこっているかわからない」となり、私たちのパフォーマンスを落とす反応を起こします。それがまさにパニック発作やうつなどのネガティブ体の反応というわけです。


つまり、私たちが健康になる上で、もっとも重要なのは、自分の体で起こっていることを正確に認識する能力です。それは例えば体の感覚であったり、眼の働きだったりするのです。


そういったことをトレーニングをすることによって、自分の体やメンタルの不調を改善しようというのが、最新の脳科学が教えるパニック障害・うつの改善法になります。


さて、今回は、パニック発作・うつの正体を脳科学の観点から解説しました。


パニック障害・うつを治すには、脳機能を改善させる以外に方法はないと思っています。


私は、パニック障害を精神的な病ではなく、脳の病と考え始めたころから、劇的な体調の変化が起きるようになりました。


現在私は、脳科学の専門教育機関で脳神経学をもとにしたパフォーマンス改善方法を学習しています。今後も最新の脳科学の観点から、メンタル疾患を改善する方法について発信できればと思います。

それでは!

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