こんにちは!今回の記事では、パニック障害を改善させるための食事法について解説をしていきたいと思います。
簡単に自己紹介をさせていただきますと、私は現在都内で働くシステムエンジニアです。7年前にパニック障害を発症し、薬でも収まらないようなレベルのパニック発作を経験し、絶望の人生を歩んできましたが、現在では完治と呼べるレベルにまで回復することができました
体の状態が悪く、日々強烈な不安と恐怖にさいなまれる日々を送っていたため、なんとか現状を打破したい、どうにか健康で元気な日常を取り戻したいという一心で人生を送ってきました。この7年間はパニック障害を改善させるためだけのために生きてきたといっても過言ではないくらいでした
闘病生活の中ではインターネットを見る機会が非常に多く、パニック障害や自律神経失調症を克服した方や闘病されている方のブログや発信を多く目にし、世の中にはこんなにも苦しんでいる人がいるんだということを実感しました。
病気というレベルではなくても、日々不安やストレスにさいなまれて生きているという人は非常に多いと思います。私自身こういった不安や悩みを多く抱えてきました。
しかし、なかなかこういった悩みは人に打ち明けづらいですし、頼れる人もいない…というのが現状だと思います。
パニック障害を克服できた身として少しでも苦しんでいる方の力に慣れればと思い、情報発信を始めました。パニック障害は克服の難しい病気ではあると思いますが、治らないということはありません、必ず治ります。回復の一助になれればと思っています。
さて、今回の主題ですが、私がパニック障害克服の決め手となったことの1つが食事の習慣を変えたことでした。
食事がなぜパニック障害と関係があるのか、本当に改善するのか、そう感じる人も多いかもしれません。
食事は消化の観点から腸の働きと強い関係があります。そして腸内環境と種々の精神疾患との関連が明らかになっています。
食事というのは栄養補給するという、人間が生きていくために最も重要な行為です。食生活が乱れていると、体調不良を引き起こしたり、メンタルが悪化したり、さまざまな悪いことが引き起こされます。
食事は人間が生きていくための最も基礎であることはいうまでもないでしょう。
さて、食事を改善させると聞くと、野菜など健康にいいものを食べればよいのか、食べるものを変えればいいのかと思うかもしれません。
私自身、食事の内容を変えてみたり、ミネラルの検査を受けたり、サプリメント飲んだり、様々な改善を試みてきましたが、結果として体調の大きな変化を起こすことはできませんでした。
今回お伝えしたいのは、「何を食べるか」ということではなく「どう食べるか」つまり、食事のスピードについてです。
現代人の多くは非常に多忙な生活を送っていることから、昼食時など急いで食事をしているために、無意識に食べ物をよく噛まずに飲み込んでいることが多くあります。
よく噛まずに体内に取り込まれた物質は消化をすることが難しくなり、体内のエネルギーとして取り込まれることができなくなってしまいます。
その結果、消化に多くのエネルギーを取られ、やる気が出ない、精神的に不安定になるといった症状が出ることが多くあります。
あまり自分がどのくらいのスピードで食事をしているかということを意識しませんが、無意識のうちに早食いをしてしまっているということは多いと思います。
このように私たちの体の健康は日々の習慣によって成り立っているということです。
日頃からゆっくり食べる習慣がある人は腸内環境が良くなっていく、日頃から急いで食べる習慣がある人は腸内環境が荒れていく。
私たちが無意識にとっている毎日の行動や選択が私たちの体・健康状態を作っています。
一度、毎日の食事を振り返り、どのようなスピードで食事をしているか振り返ってみてください。
その上で今回ぜひ実践してみてほしい1つのトレーニングを紹介します。
1週間の中で、1つの食事を選択します。これは朝でも昼でも夜でも構わないです。
その一回の食事でよく噛むということを意識します。目安としては、口に入った食事が液状になるまで噛むということです。
一度口に食事が入ったらすぐに飲み込むのではなく、いったん箸をおいてよく噛むということを意識します。
よく噛んで食べると、いかに自分が食事を味わって食べていないかということに気づくはずです。食事を味わうということはとても大切なことです。ありのままに食事の味を感じてみてください。
さて、この食事法を一食分行って、食後数時間経過した後、自分の気分、エネルギーがどうかということを観察します。
もし、「通常よりもエネルギー状態がよくなったぞ!」「気分が良くなった!」と感じたのであれば、このトレーニングは効果があるということです。逆にあまり効果が感じられなかったという方はこのトレーニングは必要ないかもしれません。
このトレーニングは特に、いつも元気がない、覇気がない、エネルギーがない、夕方以降疲れている、そのような症状がある方に必要かもしれません。
私自身、このような症状に長年悩んできましたが、この食事法を実践したことにより、明らかに疲れにくくなった、そしてメンタルが安定するようになったことを実感しています。
また、特に効果があった場合、このトレーニングを継続して行う必要があるということです。1食やってみてよかったのであれば、一日の3食のうち1食でよいのでこの食事法を1週間継続してみる、そして体調をチェックする。ということをくりかえしてみてください。
すべての健康法、トレーニングに共通する考え方ですが、継続するということがなにより大切です。というのも、健康法というのは、スポーツや練習とおなじく回数を重ねれば重ねるほど、体に定着する、上達するという性質があるからです。
そこまで完璧主義にならず、無理のない範囲で実践してみてください。
皆さんの1日でも早い回復を祈っています!
パニック障害を改善させるための食事法について

コメント