パニック障害の本当の原因

パニック障害改善



皆さんこんにちは!フェニックスです。


今回は、「パニック障害の本当の原因」というテーマでブログをお送りしたいと思います。


パニック障害を患っていると、病気でもないのに、体のあちこちで体調不良が現れたり病気なのではないかと不安になりますよね。


パニック障害の原因が分かれば苦労しない、そう思われる方も多いかもしれません。


今回のブログでは、私の考えるパニック障害の本当の原因について解説したいと思います。

パニック障害の原因は脳


まず、パニック障害の原因ですが、これは性格や心の病気ではないということです。


どうしてもパニック障害などの精神的な病を患うと、周囲の人から「甘えている」、「気の持ちようがだ」などと言われることが多く「自分の性格がネガティブなのがいけないのではないか」など、自分の性格が問題なんだと思いがちです。


しかし、パニック障害は脳の病であることが科学的な研究で分かっているものです。それは心臓病や脳卒中ほどの重大な病ではないにしろ、体の病気という観点でみれば同じものといってよいでしょう。


心臓病や脳卒中の患者に対して「甘えだ」「気の持ちようだ」というのは、とてもナンセンスですよね。でもうつやパニック障害の患者に対してそのような言葉が通用してしまうのが、現状です。


パニック障害やうつに対する誤解が広まっている中、正しい知識と情報が世の中に浸透することで、病気に対する理解が広まり、より生きやすい世の中になるのではないかと思っています。


そもそも、精神薬や抗不安薬だって、脳内の神経伝達物質の量を調整することで、症状が改善したりしますよね。そのことからも分かるようにパニック障害は脳の病気であるということです。


だから、自分の性格がだめだとか、甘えていると考える必要は全くありません。まず、脳の病気であるということを理解し、脳の機能を改善することに意識を向けることが重要です。


さて、そこで今回は私たちの脳について、簡単に解説したいと思います。

私たちの脳の役割とパニック発作の正体


私たちの体の中でも最も重要な部分とされる脳ですが、脳はなぜ存在していると思いますか?


脳の一番の役割は、「私たちの体を周囲の危険から守ること」です。


これは、私たち人間が狩猟採集の民族だったことに由来します。今から数千年前、人間は狩猟採集を行う民族でした。


その頃の人間が生きていくためには狩りに出て、動物を狩ることで、食事を得ていました。


このような環境では、いつ獲物に襲われるかわからないような危険な状況でした。常に周囲の環境を観察し、外敵に襲われないように備えておく必要がありました。


そのため、周囲をよく観察する能力や、もし敵が現れたら、危険を察知し、外敵と戦うのか、それとも逃げるのかを瞬時に判断する能力が必要でした。


このように私たちの脳は進化の過程で外敵から身を守るという役割を担っており、その能力を進化させてきました。


現代のこれだけ安全になった世の中では、動物などに襲われて危険にされされることはほとんどありません。


しかし、私たちの身の危険を守っている脳からすれば、危険なことだらけなのです。


私たちの脳は、外敵から身を守るために、周囲の環境を正確に把握し、体をすぐに動けるようにしておく必要がありました。


しかし、現代人の生活では、私たちは体を動かすことほとんどせず、常にスマホとにらめっこのような生活を送っていますよね。


そんな状態で、もし狩猟採集をしていた時代に戻れば、すぐに獲物に狙われて命の危険にさらされてしまいますね。


脳の進化を考えると、私たちの脳には、狩猟採集をしていた頃の脳の機能が残っています。だから、私たちの体に実際に身の危険が迫っていなかったとしても、いざ身の危険が迫ったら大変なことが起こるということを判断し、そのアラートを私たちに知らせてくれているわけです。


パニック発作というのは、この脳が私たちの体に危険が迫っていることを知らせるための危険信号なんですね。これがパニック発作の正体です。


パニック発作は、「今外敵に襲われているわけではないが、もし襲われたら大変なことになるぞ」という一種の危険信号です。

脳から考えるパニック障害改善法


さてそれでは、パニック障害を改善するにはどうすればよいか。それは、外敵から襲われてもすぐに逃げたり闘ったりできるように、「周囲の環境を正確に認識できるようにすること、またすぐに動けるからだを作るということです。」


周囲の環境を認識するということでいうと、例えば周辺視野があげられます。私たちの視野の中心側の部分を中心視野、外側の部分を周辺視野といい、この周辺視野は自分の視界に何が見えているかを把握する上ではかなり重要です。


たとえば、背後から、ライオンが襲いかかってきたとしますよね。そこで、周辺視野が働いていれば、背後から襲ってきたときにすぐに察知でき、逃げたりあるいは威嚇して戦うという選択をとれるかもしれない。でも周辺視野が働いておらず、ライオンが襲ってきていることに気づかなければたちまち命の危険にさらされてしまいますよね。


現代人は、スマホばかり見ているせいか、この周辺視野の能力が衰えていることが非常に多い。


だから、スマホを長時間見続けたあとは、30秒程度でよいので、視野の外側に何が見えるのかということに意識を向けるようにしましょう。


そうすることで、周囲の環境を正確に認識できるようになり、脳は、「もし今、外敵に襲われたとしても安全だ。」と判断し、私たちに安心を与えるようになります。それがまさにポジティブな感情というわけです。


この周辺視野のワークは副交感神経を活性化するので、リラックスする効果があるかもしれません。周辺視野を意識したことで落ち着くような感覚あった方はぜひ継続して行ってみてください。

最後に

さていかがだったでしょうか。パニック障害は明確に脳の病気であり、体の症状や性格というのは脳が作り出すものです。


だから、自分の性格が悪いなどと否定することはなくそれは自分の個性だと自分を肯定してあげるようにしましょう。


そして、ネガティブな性格というのは、脳の機能を改善することによって、確実に治るということです。


私はパニック障害を心の病ではなく脳の病ととらえることで、大きく改善に向かうことができました。


脳機能を改善する方法は、今後のブログで発信していきたいと思っています。


それではここまでブログを読んでいただきありがとうございました。


みなさんの人生の向上を心よりお祈りしております。


それはいい一日を!

















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