今回はパニック障害がなぜ治らないのか?というテーマでブログをお送りしたいと思います。
薬を飲んだり、健康法を自分で努力して行っているが、パニック障害が治らない、どのように改善したらよいかわからないという方は多いかもしれません。
さて、病気になれば、すぐに治したい。すぐによくなりたい、楽になりたい。誰もがそう思いますよね。私自身もパニック障害になった当初はそう思っていました。
しかし、病気を治すということはそんなにあまいことではなく、ある日突然治ったり、何か万能薬のようなものがあってそれがすべてを解決してくれるといった都合のいいことは基本的にありません。
病気が治るということは、人間が病気の状態から、健康の状態に変わる、一種の変化と言えます。基本的に私たちの体には恒常性という性質があって、人間は変化のない一定の状態に保とうとする性質があります。
だから、病気の人は病気のままでいるということが、体にとっては普通のことなのです。だからパニック障害というのはなかなか治らない。
人間にとって、変化を起こすということは相当にエネルギーが必要です。だから、いきなり病気が治るということは私たちの体にとって相当なストレスになってしまいます。
では私たちはどうすればパニック障害を改善できるでしょうか?
それは、ストレスのない範囲で少しずつ変化を起こしていくということです。これが病気を治す上での最も基本的な考え方になります。
生活習慣の改善にしても、電車に乗るためのリハビリにしても、目標の設定は、自分にとってストレスのないものにしなければなりません。
いきなり、仕事を始めようとか、電車で職場や学校へ行くではなく、今日は、外に5分散歩に出てみようとか、1駅電車で行ってみようとかそういった小さな変化から初めて見るということが重要です。
5分散歩することが短すぎて意味がないのではないかとか1駅電車で行けたところで意味がないのではないかと思うかもしれませんが、その行動がどんなに無意味で小さいものだったとしても、その行動ができたことで、健康になるための小さな変化というのはすでに起き始めています。
重要なことはどんなに小さな目標でもいいから、行動を起こせたかどうか、チャレンジできたかどうかです。
ここに視点を当ててみてください。
毎日小さな目標を設定し、その成功体験を積むことで、半年後、1年後に大きな結果を手にすることができます。半年後の自分のために行動するということは本当につらいことのようですが、私は長期的に健康改善を図ることでしか、パニック障害は治らないと思っています。
毎日1歩でも行動を起こす。
応援しております。
それでは。
パニック障害がなぜ治らないのか?

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